東進大垣高屋校【過去問演習講座】のメリット

東進コンテンツの中には、共通テスト・二次試験過去問演習講座があります。特に受験生の皆さんは、その存在を知っている方が多いのではないでしょうか?

私が生徒として東進大垣高屋校に通っていたときは、ぶっちゃけこう思っていました。

「赤本で事足りるのに、わざわざ過去問演習講座を取るメリットはあるのか??」

しかし、いざ過去問演習講座を取り入れてみると、メリットがいくつもあることを実感しました。本ブログでは、自分が感じた過去問演習講座の良い点について紹介しようと思います。

私が実際に感じた過去問演習講座のメリットは、以下の2点です。

①演習の回転率

②新たな視点を得られる解説

①から順番に説明していきます。

①演習の回転率が良いこと

東進の過去問演習は、採点を自動で行ってくれます。(マーク式問題は即時返却、記述問題は添削後に返却)毎回採点する作業が削減されることで、単純に作業時間が節約されるだけではなく、問題を解いたときの記憶が鮮明な状態で結果を知ることが出来るという点もメリットであると感じました。記憶が鮮明なうちに結果を知ることは試験に臨む上で重要であり、問題を解いている最中の考え方と実際の結果を比較することで、問題練習時と本番のズレを矯正することに繋がります。皆さんの中には、なぜか本番でしか起きない計算ミスや誤答などを経験した方がいるかと思います。こうしたミスが過去問演習講座を通して減っていくことで、結果的に点数の上昇に繋がります。

また、記述問題は答案を提出し添削を受ける必要があるため、最低限読み取れるものでなければなりません。自力で行う記述問題演習では、他の人に見られる答案を作るという意識がどうしても弱くなりがちです。実際に答案を提出するという経験を積みながら、自分も他人も読みやすい答案作りを模索することが必要だと考えられます。

②新たな視点を得られる解説

二次過去問演習では特に、解説授業の存在が大きかったと感じています。数学を例に挙げると、赤本の解説との違いは「模範解答だけではなく、なぜその発想(解法)が浮かぶのかという理由づけがなされる」ことにあります。赤本などの模範解答を見れば、確かに正しい解法は分かります。しかし、その解法がなぜ導かれるのか、例えばこの式変形は何を目的として、どのような操作を行っているかといったことまでは詳しく説明されない場合があり、再現性に欠けると感じます。(=解法が行き当たりばったりになりやすい)解説授業は、模範解答に辿り着くまでの思考過程がより丁寧に説明されることで、自分に不足している考え方を自覚しやすいことが大きなメリットとなります。

加えて、受験本番レベルにおける「標準」的な考え方や典型問題が存在するため、解説授業を見ることで解き方のコツや定石を知ることができます。実力がついてから演習を行うというよりは、解説も含めた演習全体を通して実力を上げるスタイルによって、学力を大きく向上させることが出来たと私は実感しています。

以上の2点が、赤本にはない過去問演習講座のメリットだと私は考えます。

過去問演習講座を通して、基礎からさらにレベルアップした考え方を身に付け、実践的な実力を付けていきましょう!